「男のきもの・織のきもの−想い入れ紹介

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No.2 新夏装(エコスタイル) 半袖きもの&袴   仕立上価格
2003.08.12 11:31   
2016.11.23 13:11 修正





 日本の気候風土にあった新たな夏の装いとして、涼しさと共に
 礼の心、社会性(ソーシャルウェアとしての凛とした佇まい)
 を兼ね備えたオリジナルのきものスタイルをご提案いたします。

               ◇

 現在、地球環境(エネルギーの有限性や各種汚染、温暖化等)
 に配慮し、自然と共生するライフスタイルを模索、提案する
 動きが盛んになってきました。
 特に、夏の取り組み(「エコスタイル」)として、冷房の設定
 温度を上げたり、ノージャケット&ノータイの“軽装”を推進、
 奨励する動きが、各自治体を中心に展開されています。
 しかしながら実態を見ると、夏のスーツスタイルから上着を
 脱ぎ、ネクタイを外し、Yシャツの衿ボタンを外しただけの
 格好となっている例が多い様に見受けます。

 “軽装”という言葉をどの様な意味合いで用いているのか
 分かりませんが、目指すべきは“涼装”であり、夏の新たな
 ソーシャル(オンビジネス)スタイルの開発、提案こそが重要
 と考えます。


 各国、各地域の衣食住、文化は、地域の自然環境に応じた形で
 発展し蓄積されてきた経緯がありますので、あらためて日本の
 夏にあった装いを考える際には、和の服=きものの蓄積を
 温故知新で見つめ直す「スロークロージング」の発想が重要に
 なってくるものと考えます。

 「衿を正す」という言葉にもある様に、元来、きものは着装、
 姿勢、そしてその背景にある己の凛とした心(やましさのない
 心、見栄を張らない心、虚心)を整えることによって、襟元を
 隠すことも飾ることもなしに礼の心、社会性を表現してきた、
 和の美意識にあふれた装いです。
 
 洋の礼装、タキシードやモーニングスタイルと並んでも、
 紋付き羽織&袴のタイルであれば、ネクタイなしでなんら
 臆することなく振る舞うことが出来るのも、きものの衿
 スタイルの完成度の高さを示している証左と言えましょう。

               ◇

 きもの村では、ノーネクタイの新夏装(ソーシャルウェア、
 オンビジネスウェア)として、きものの衿スタイルを活かした
 装いを提案いたします。

 特に、半袖膝丈のきものとズボン風袴との組み合わせ(セット
 アップ)スタイルは、着装も容易で軽快な着心地、活動性の
 高さと、凛とした和のテイストが高い次元で融合したスタイル
 としてお薦めいたします。

 袖の形は、気温や用途によって、半袖の他に、舟底長袖、きもの
 袖(角袖)などを使い分ければいいと思います。

               ◇

 上画像でご紹介の半袖きものは、絹のもので、特殊な撚糸
 (飾り撚糸)を用いてネップ(節)風の表情を織表した
 紅梅夏御召です。

 透け感があり、半袖&膝丈のデザインともあいまって涼しく
 快適です。

 絹地の魅力、存在感がありますので、半袖デザインでもかなり
 格高のソーシャル場面に用いることが出来るものと思います。


 また、ズボン風の袴は、本麻素材。
 夏に黒を効果的に用いてコーディネイトを引き締めています。

               ◇

 【参考】
  「メールマガジン - No.0025」
   1 究極のエコスタイル(新夏涼装) 〜 和装の蓄積を見つめ直し


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【製品取扱店のご紹介】

 


色、画像表現はモニターを通じた制限のある伝達手段の中、
 なるべくイメージを伝えたいとの考えでご紹介するもの  
 ですので、最終的には実物にてご確認下さい。      

価格には消費税・送料等は含まれていません。      
 備考にて特記がない場合は反物のみの価格となります。  

価格は改定されることがありますので、随時ご確認下さい。


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  :1999年10月 1日   更 :1999年11月11日


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