「男のきもの・織のきもの−大人の男のきもの談義

キーワード検索:
  タイトル一覧  | 最新10メッセージ

最初 |  前のメッセージ |  次のメッセージ |  最後

No.44 長根英樹   2001.01.29 22:46 
元の発言を表示返事を書く 


Re: きもの心、和の心を見つめ直すことできものの復権を
 

 サンセットさん。メッセージありがとうございます。
 共感のお言葉を拝見し感激いたしました。

 きものには様々な面の魅力があり、男のきものについても
 随分と各方面の紹介が増えてきたと思いますが、私は単に形や
 表面的なコーディネイトだけでなく、その心の部分について
 魅力、奥深さの一端をご紹介して、共に探っていきたいと
 考えています。

 その意味で、まさに袴姿の「凛」、覚悟の装いとの面の
 お話を伺い、あらためて意を強くし大変うれしく思った
 ところです。

 この様な話は、なかなか現在ではまとまった形で見ることが
 できませんので、今回の様にご紹介いただき、想いを同じくする
 仲間で蓄積していければ、後々貴重な共有財産になるものと
 思います。
 (同じ様な袴スタイルの持つ意味合いについての話、湯島講堂の
  エピソードをNo.2「オン・ビジネスの装いとしての袴スタイル」
  にてご紹介しているところです。)

 今回サンセットさんがご紹介のエピソードをご覧になって、
 あらためて袴に興味、あこがれを抱き、きもの、袴の世界に
 足を踏み入れる方も出てくることと思います。

              ◇

 初釜の装い、鈴源の御召揃いに縞平袴(仕舞平)とは
 さぞ気品あふれ周囲注目の装いだったことと思います。
 お好みもあるかと思いますが、米沢鈴源のものは、まさに東武士の
 質実な凛とした佇まいが魅力の織物だと思います。

 茶道も武家流儀ではやはり心持ち、スタイル(流儀)が違って
 来るものなのでしょうね。
 この分野、嗜みがございませんで、より深いお話を聞けずに
 恐縮です。


 きもの振興、きもの愛好家の底辺拡大、きもの着用機会の拡大…
 と、きものに視点が集約しがちですが、すこし離れて俯瞰的に見れば、
 きものの魅力を再発見するということは、それ以前にきもの心、
 和の心、日本の伝統的な価値観そのものの魅力、奥深さを認識
 することこそが前提となり、目指すべきはこちらの方なのだと
 実感しているところです。

 まさにサンセットさんがおっしゃる様に、
 “きもの心、和の心を見つめ直す中から日本人の気概の復権を図り、
  あらためてきものの魅力が見直されていく”
 その様な流れを作っていきたいものだと考えております。

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

 
元の発言を表示返事を書く


最初 |  前のメッセージ |  次のメッセージ |  最後
  タイトル一覧  | 最新10メッセージ


Copyright きもの村         E-mail:webmaster@kimono.gr.jp 
  :1999年10月 1日   更 :2002年10月 1日


WebNote Clip ライセンス取得/設置 長根英樹