「男のきもの・織のきもの−大人の男のきもの談義

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No.32 長根英樹   2000.01.08 21:13 
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メールマガジン - No.0006 -2000.01.08 号
 1 新年のご挨拶
 2 1月10日〜 1月のオークション開催
 
 

 ◆◇ 御召 ◆ 紬 ◇ 着尺 ◆ 羽織 ◇ 袴 ◆ 帯 ◇◆
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       【男のきもの】製品・価格・着こなし紹介

        2000.01.08 No.0006  配信数:0300  
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 ◆ ◇ ◆ きもの村 http:// www.kimono.gr.jp/ ◆ ◇ ◆


≪≪目次≫≫

 1 新年のご挨拶
 2 1月10日〜 1月のオークション開催
    ・裂糸織角帯
    ・網糸紬角帯
    ・ぼかし縞真綿紬着尺
    ・女性もの 虹色真綿紬着尺
 3 その他

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 1 新年のご挨拶

 2000年 新年おめでとうございます。

 新たな1000年代の始まりとともに、21世紀を締めくくる年。

 今までの総括、整理を行うと共に、次代への基礎を形づくる時期と
 考えています。


 21世紀のゆたかなきものとの関わり。
 健全流通提案から、安心して選んで、着て、楽しんで。
 この様なサイクルの中から、また多様なものが作られ、提案され、
 さらに選択が深く、豊富になっていく。

 ユーザー側と供給側との相互交流、刺激により、着る人も、つくる
 人も、商う人も、それぞれの立場でのきものとの関わりが意欲的で、
 よりよい方向に高められていくという“きもの文化の向上、創造”
 を目指して、相互創造、螺旋循環の関係づくりを進めていきたいと
 考えています。

 
 きもの流通(製品・情報・心)における新世紀へ向けての基礎固め。
 想いを一にするみなさんとの連携により、一歩一歩進めて参りたい
 と考えています。

 本年もよろしくお願い申し上げます。


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 2 1月10日〜 1月のオークション開催

 昨年12月のクリスマスオークションに引き続き、1月10日正午
 より、1月のオークションを開催いたします。

 今回は、女性方からご要望の大きかった女性のきもの、織の着尺も
 3点ご紹介いたします。

 「きもの村」ホームページの「男のきもの・織のきもの」コーナー
 と連動する当メールマガジン。
 タイトルは【男のきもの】となっていますが、織、素材にこだわり、
 健全流通、供給側とユーザー側の新たな関係づくりに関心をお持ち
 の女性読者の方もいらっしゃいますので、ページのタイトル、主旨
 通りに、“織のきもの”という面では女性の織物も含めてご紹介を
 して参ります。

               *

 オークションの主旨、方法は前回と同様。
 定番以外の製品をご紹介し、直接販売(通信販売)を行うもので、
 日付に連動して価格が下がっていく方式です。
 
 例えば、今回ご紹介の「ぼかし縞真綿紬着尺」の場合。
  「スタート価格」:\100,000
  「日毎OFF値」:\  3,000
  「期間」    :11日間
 の条件で、1月10日のオークション開始となりますので、

   1.10 \100,000
   1.11 \ 97,000
   1.12 \ 94,000
   1.13 \ 91,000
   1.14 \ 88,000
   1.15 \ 85,000
   1.16 \ 82,000
   1.17 \ 79,000
   1.18 \ 76,000
   1.19 \ 73,000
   1.20 \ 70,000 終了

 という様に、日を追う毎に価格が下がって行き、最初の購入申込み
 があった時点の価格にてオークション成立、終了となります。

 現在は、オークション開催当初ということもあり、参加者、注目度
 の面で競合が少なく、低価格でのラッキー落札のチャンスも大きい
 状況となっています。

 お気に召す商品が見つかるか、一度ご覧になってみて下さい。


 実際の詳しいオークションの流れ、参加方法等はホームページにて
 ご確認下さい。

 「きもの村」ホームページ 男のきもの・織のきもの
  ・大人の男のきもの談義
   No.17  1.10 〜 1月のオークション開催
  http:// www.kimono.gr.jp/ home/ salon.html

               ◇

 ご紹介商品は、以下の7点。


 No.004「裂糸織角帯 白系」
 No.005「裂糸織角帯 小豆紫系」
 \128,000 スタート \4,000 OFF/日

 ひとつの糸、布を大切にいとおしむ日本の服飾文化。
 裂糸織(さきいとおり)/裂織(さきおり)は、元来、弱くなった
 布を細く裂いて緯糸(よこいと)に織り込んだもので、表面の凹凸、
 色の出方が不規則で変化に富んだ味わい深い織物です。

 ご紹介の品は、裂糸織の織表情をクリエイティブの要素として取り
 込んだものですので、実際には古くなったものではなく新しい布を
 裂いて織り込んでいます。

 帯を主役にしたコーディネイトにも十分に応えてくれる、存在感を
 もった逸品です。


 No.004 は、白がベースとなっていますが、経糸(たていと)の黒
 が全体を引き締め落ちつきを出しつつ、もともとの布地の青、緑、
 赤の部分がランダムに現れてアクセントとなっています。

 非常に薄い布地を織り込んでいますので、表面の凹凸がおとなしく、
 その色目と共に洗練された表情が魅力の角帯です。


 No.005 は、小豆紫をベースとして、白鼠と紫青の段縞が、縞幅や
 縞間隔をランダムに表現されアクセントとなっています。

 ボリュームのある裂糸による表面のデコボコとした肉厚な表情が、
 いかにも裂糸織らしい野趣あふれる魅力となっている角帯です。

               *

 No.006「網糸紬角帯 紺×茶」
 \45,000 スタート \1,500 OFF/日

 紬地をベースに黒の網糸(あみいと)を織り込んだ、凝った素材感、
 趣が特徴の洒落帯です。

 糸飛びがある織物は、他に、特殊な撚(より)を施した飾り撚糸
 (かざりねんし)を用いて細かい“ヒゲ”を表現したヒゲ紬なども
 あります。

 ご紹介の「網糸織(あみいとおり)」は、元来、漁で使われていた
 絹網が古くなった際に、切って糸が出たまま織り込んだという織物
 です。
 (絹糸は水に強く丈夫であったことから漁の網にも使われていた
  とのこと。
  日本が絹の国と言われる所以は、こういった豊富な絹との関わり
  にも見られると思います。
  また、漁網としての強度が落ちたとしても、織り込んで衣類に
  するという形で活用する思想も、まさに和の服、きものこころの
  大きな魅力の一つと思います。)

 現在は、織物用の網糸を使っていますが、撚で表現した細い“ヒゲ”
 とは別の野趣あふれる表情が魅力です。

 紺と茶の段縞のメリハリのある渋い表情が魅力の角帯です。

               *

 No.007「ぼかし縞真綿紬着尺 鼠×茶」
 \100,000 スタート \3,000 OFF/日

 鼠から焦茶へのぼかし、微妙な色の移ろいが、美しさと仕立て上げ
 た際の思わぬアクセントを生む縞紬の着尺です。

 大きくは鼠から焦茶への流れですが、細かくランダムに黒、青、緑、
 金茶等の経糸(たていと)が入り微妙な縞、色のハーモニーを醸し
 出しています。

 緯糸(よこいと)には、繭(屑繭)を煮て薄く伸ばし、数枚重ねて
 フェルト状にした“真綿(まわた)”から引いた太細、ネップ(節)
 のある真綿紬糸(まわたつむぎいと)を織り込んだもので、ふっく
 らとした地風が特徴の真綿紬(まわたつむぎ)です。

 非常に凝った色使い、デザインで、上質の真綿紬糸を用いた贅沢な
 品ですので、ゆったりとした心の安らぎ、充実感を楽しむ寛ぎ(く
 つろぎ)に、また外出や会合でのお洒落着としてお薦めいたします。

               *

 No.008「虹色真綿紬着尺 紅鼠系」
 No.009「虹色真綿紬着尺 紅赤系」
 No.010「虹色真綿紬着尺 藍鼠系」
 \94,000 スタート \3,000 OFF/日

 赤、紫、オレンジ、ピンク、緑… 
 様々な色に染められた真綿紬糸(まわたつむぎいと)を織り込んだ、
 多色の混じり合いが美しい女性ものの紬着尺です。

 繭(屑繭)を煮て薄く伸ばし、数枚重ねてフェルト状にした“真綿”
 から引いた、太細、ネップ(節)のある真綿紬糸を緯糸(よこいと)
 に織り込んだもので、ふっくらとした地風が特徴の真綿紬です。

 街着、外出着として。
 帯合わせによっては、ちょっとした会合にも。
 コーディネイト次第で着用の幅が広く着こなせる、独自のセンスを
 楽しめる無地調のお洒落紬としてお薦めいたします。


 No.008 は、紅鼠(ピンクグレイ)をベースにしっとりたおやかな
 表情が魅力です。

 No.009 は、紅赤(サーモンオレンジ)をベースとした、若々しい
 華やかな印象が魅力。

 No.010 は、藍鼠(紫味を帯びたグレイ)をベースとした、シック
 な中に、光の具合により多色に移ろう表情が魅力です。

 3者3様の魅力、お好みに応じてお選び下さい。

               *

 詳しい商品の説明、オークション情報は、ホームページにてご確認
 下さい。

 「きもの村」ホームページ 男のきもの・織のきもの
  ・大人の男のきもの談義
   No.18 オークション No.004「裂糸織角帯 白系」
   No.19 オークション No.005「裂糸織角帯 小豆紫系」
   No.20 オークション No.006「網糸紬角帯 紺×茶」
   No.21 オークション No.007「ぼかし縞真綿紬着尺 鼠×茶」
   No.22 オークション No.008「虹色真綿紬着尺 紅鼠系」
   No.23 オークション No.009「虹色真綿紬着尺 紅赤系」
   No.24 オークション No.010「虹色真綿紬着尺 藍鼠系」
  http:// www.kimono.gr.jp/ home/ salon.html


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 3 その他
 
 真冬のきものの装い。
 読者の方から、防寒用コートについて問い合わせをいただきました。

 次号では、防寒をテーマとした冬の装い、コートスタイルについて
 ご案内したいと考えています。


 みなさんからご意見、ご感想をいただければ幸いに存じます。 


                   きもの村 村長 長根 英樹

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  メールマガジン 【男のきもの】製品・価格・着こなし紹介

  発行責任者 きもの村 村長 長根 英樹 HIDEKI NAGANE   

          webmaster@kimono.gr.jp       
          http:// www.kimono.gr.jp/  

  バックナンバー http:// www.kimono.gr.jp/ home/ salon.html

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  :1999年10月 1日   更 :2002年10月 1日


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